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稲垣吾郎“主演小説”『ロストマンロンリーハート』挿絵

「週刊女性」で2019年3月から1年間、全53話の連載小説。
稲垣吾郎さん主演の連載。小説なのに主演?と不思議な感じがしますが、連載スタート時から、物語の主人公が「稲垣吾郎」さんと決まっていて、小説を読む人の頭の中で稲垣吾郎演ずるタカオという主人公が見えてくるという企画の連載小説でした。

タイトル帯やロゴ、そして小説中の挿絵を担当致しました。

絵コンテから始まりまして写真撮影や打ち合わせまで、この企画に深く関わることができて、我々にとっても大変貴重な体験となりました。

挿絵は、このスタジオ撮影がめちゃめちゃ大事な工程で、相方ESTRKと私で脚本&小説から絵コンテ(?ラフスケッチ的な)を描いたモノを軸に、1カットづつ飯田監督が演出をつけてくださって、それを稲垣吾郎さんが演じて、1枚づつ丁寧に撮影して、そこから作業場に持ち帰って、未加工写真を一旦印刷して、それをトレースしつつ、稲垣さん演じる役以外のキャスト&背景をアナログで描いて、手描き分をスキャンして、ここからPhotoshopでデジタル加工して、色調整などなどして、印刷データにしてから、入稿、印刷へ。

↑こちらエピソード3のカット詰め合わせ

私たちも最後まで小説を読ん描いていたわけではなく、小説が出来上がったら送ってもらい、その回の挿絵を描いて入稿。という形をとっていたので、読者さんと同じように「来週どうなるんだろう?」とワクワクやドキドキがある中で挿絵を作っていました。なので、どのカットもより生感のあるフレッシュな作品に仕上がったのではと思っています。

そうして仕上がった全53話。この作品(物語)を通して、目には見えないモノに色を付けたり、構成したりして挿絵として形にして、それが毎週印刷されて、小説という活字の物語のお供に世に出してもらえた…絵描きにとって本当に幸せな1年でした。目には見えないけれど、存在する何か。を今まで以上に深く掘り下げた1年でもありました。

(週刊女性を近くのコンビニで開いた時に、自分たちの描いた挿絵が載っていることが本当に嬉しかったです。)