壁画
ラーメン屋の常識を覆す店舗ビジュアル
東京駅一番街、東京駅八重洲口から駅に直結している東京ラーメンストリート。ラーメン激戦区に新店舗をオープンするということで、ラーメンという常識にとらわれない目を引く店舗外装にしたいとのご依頼でした。とても難しいご依頼だったので随分悩みました。
東京駅なので海外からのお客さんも多いとのことでしたので、お店のロゴマークを軸に日本をイメージする富士山をメインに、両サイドには日本を代表するテキスタイル「青海波」を描きました。全体としては、大きなラーメンの器を真上から見た形になっています。器からは雲ともとれる湯気が上がっているイメージです。
素材はアクリル塗料(艶消し)、装飾にジョリパットと使用しています。絵は手描きの温かみのある風合いに仕上がりました。お店のロゴに関してはカッティングシートをカットして貼っています。
描き始めから仕上がりまでの作業期間は、お店が東京駅八重洲口から駅に直結しているということもあり、終電から始発までの人の入れない時間帯しか作業できない環境だったので、約10日間で仕上げました。
外壁製作と同時にラーメンどんぶりのデザイン、また店内の壁紙のデザインも製作しました。その他にもお店のスタッフさんの名刺を作りました。「名刺を空にかざすとソラノイロが見える」というコンセプトの元、ロゴをレーザーカット加工しました。